三野風雅 【江戸時代後期・美濃地方漢詩人の一大アンソロジー】
(みのふうが)
『三野風雅』
(みのふうが)
文政四年(1821) 名古屋東壁堂 上梓 22.6×14.4cm 菅原達(津阪拙脩)編
版元: 京都 林喜兵衛 / 江戸 和泉屋庄次郎 / 大坂 藤屋定七 / 名古屋 永楽屋東四郎 / 岐阜 松坂屋半九郎

【第一冊】
(上:管理人蔵 中:県図書館本 下:県図書館看雲文庫本)
それぞれ、書店印や魁星印に異同がある。
序3丁 / 例言1丁 / 巻一 12丁 / 巻二 23丁
【第二冊】 (左より:管理人蔵 :県図書館本 :県図書館看雲文庫本 右端:宮田家蔵試し刷異本※)
巻三 19丁 / 巻四 16丁 (宮田家蔵試し刷異本は
巻二 34丁※)
表
紙
巻3 宮田維禎(加納) 異本※ 『聖代春唱』採録者
巻3 承前 異本
巻3 承前 異本
巻3 承前 異本
巻3 承前 異本
巻3 承前 異本
巻3 宮田維珪(加納) 異本
巻3 宮田元吉(加納) 異本
巻3 承前 異本
巻3 宮田龔(加納) 異本 『聖代春唱』採録者
巻3 森球(求玉)(加納) 異本
巻3 承前 異本
巻3 承前 異本
巻3 森勗(加納) 異本 『聖代春唱』採録者
巻3 三宅暢(加納) 異本
巻3 三宅守常(樅園)(加納) 異本 『聖代春唱』採録者
巻3 承前 異本
巻3 三宅守真(東皐) 異本 『聖代春唱』採録者
巻3 承前 異本
巻4 井上正方(加納)
※
巻4 永田喜實(加納) 異本※
巻4 松波吉茂(加納) 異本
巻4 藤井令寿(加納) 異本 『聖代春唱』採録者
巻4 承前 異本
巻4 承前 異本
巻4 渡邉寛(加納) / 中
野克福(加納) 異本
巻4 佐藤温(加納) 異本 『聖代春唱』採録者
巻4 宮邉記治(加納) 異本 『聖代春唱』採録者
巻4 釈了厳(加納) / 釈
龍津(加納) 異
本
巻4 小野邦教(厚見郡御園) 異本
巻4 小野僖勝(厚見郡御園) /
浅野光茂(厚見郡西庄) / 井上煥(本巣郡穂積) 異本
巻4 釈順玉(厚見郡前一色村) 異本
巻4 釈義諦(羽栗郡粟野村) 異本
巻4 森貞幹(厚見郡上川手村) 異本
巻4 伊藤一元(冠峰)(笠松) 異本※
巻4 白紙 異本※
裏表
紙
この、宮田家に伝はる『三野風雅』第2冊目と思しき異本※ですが、「巻三」に収められてゐる筈の宮田嘯臺が「巻二」に収めら
れてゐます。おそらく第一冊目を巻一に宛てた為にさうなったに違ひなく、アンソロジーは計画段階では10巻5冊セットではなかったことがわかります。収録
詩篇の異同をみると、通行本の巻四の初めに収められてゐる井上正方と、最後に収められてゐる伊藤冠峰が抜けてゐます。井上正方の詩篇は34丁あった
巻二を(19丁+16丁)の巻三+巻四に分けた際、追加された1丁に収めたことが分かりますが、末尾の伊藤冠峰のために用意されたスペースは、これがど
うみても版木に上から紙をかぶせて刷った」感じです。さらに奇
妙なことを云へば、巻頭もまた「菅原達有功采録 西川軌子範校字」の1行が潰し
て摺
られてゐて、題簽も貼られた形跡がなく、サイズも少しばかり大きい。これはおそらく、まだ「お上の許可」を得てゐな
い「試し刷り」版の一冊で
はないでせうか。収録詩篇の一番多い嘯臺翁には、抜き刷りとして早々に配られたものでありませう。また伊藤冠峰については、載せるべき詩が未だ確定してゐ
なかったのかもしれません。結局掲載は2編でしたが「被せ」は丁の最後まで及んでゐます。遺族との「著作権交渉」がクリアされてゐなかったか、34年も前
に亡くなってゐる冠峰の拾遺詩がうまく輯まらなかったのでせうか。掲載された2編「読史」と「石川太乙過訪喜賦」は、「詩集を刊行してゐる人は新作か拾遺
を
収める」といふ編集方針に違ひ、冠峰の詩集『緑竹園詩集』に
収録の詩篇です。この詩集には金龍道人の序があり、道人を先輩と仰ぐ翁と冠峰との交流も活発だったことが確認できます
(163「春日宮田贈子(ママ)祥」199「次韻宮田士祥兼呈弟士瑞」455「和宮田士祥雨後作」など)、看雲文庫に『緑竹園詩集』はありませんでした
が、もしや嘯臺翁に憚る処あって刊行者津坂拙脩が、この抜き刷り印刷の際に配慮して削除したと考るのは少々「穿ち」に過ぎるやうです。「かぶせ」の部分は
よく見ると裏の罫線だけが少し印刷されてゐます。字の存在が窺ふことができません。謎です。(2009.07.22)
【第三冊】(
左:管理人蔵 中:県図書館本 右:県図書館看雲文庫本)
巻五 16丁 / 巻六 17丁
表
紙
巻5 山田瑛(鼎石)(岐阜)
巻5 山田處和(岐阜)
巻5 日盛徳(岐阜) / 堀
田廣(岐阜)
巻5 左合九成(龍山)(岐阜)
巻5 村瀬ェ(岐阜)
巻5 野田彦龍(岐阜) /
野田元堅(白石)(岐阜) 『聖代春唱』採録者
巻5 承前
巻5 承前
巻5 平尾維亮(岐阜) /
豊田嘉言(岐阜)
巻5 前田煕(岐阜) / 西
垣益(岐阜)
巻5 武山恒徳(岐阜) 『聖代春唱』採録者
巻5 藤井穆(方県郡近島ごんのしま) /
僧智真(方県郡則武) 『聖代春唱』採録者
巻5 乙部頌(方県郡川辺村) /
青木敬慶(厚見郡日置江)
巻5 浅野光篤(羽栗郡野村)
巻5 森公正(本巣郡野白村) /
笠圓澄(中島郡大浦村)
巻5 竺紹圓(羽栗郡小熊)
巻6 西川質(本巣郡北方きたがた) /
西川軌(北県・棲鶴園)(本巣郡北方)
巻6 承前
巻6 承前
巻6 承前
巻6 西川輗(緯川)(本巣郡北方)
巻6 承前
巻6 承前
巻6 渡邊允(本巣郡北方) /
奥村杰(本巣郡北方)
巻6 釈本浄(本巣郡北方)
巻6 郷實元(東岡)(方県郡御望) 『聖代春唱』採録者
巻6 承前
巻6 森中正(方県郡彦坂)
巻6 源寛(本巣郡文殊)
巻6 津田友(本巣郡文殊)
巻6 牧信(百峰)(本巣郡文殊)
巻6 鷲見員(本巣郡法林寺村)
巻6 吉田圭(大野郡中之元村) /
釈心住(本巣郡曽井中島村)
巻6 白紙
裏表
紙
【第四冊】(
左:管理人蔵 中:県図書館本 右:県図書館看雲文庫本)
巻七 20丁 / 巻八 20丁
【第五冊】
(上:県図書館本 下:県図書館看雲文庫本)
巻九 18丁 / 巻十 19丁 / 跋 1丁