1911年(明治44年)9月 高木貞幹(岐阜県海津郡城山村) 上梓 非売品
奥村葛陽(旧紀州儒官)序 高木貞幹(号耐軒)跋
2,19,1丁 21.5×13.7cm
序 1 2
本文 1 ・・・・ 2 ・・・・ 3
跋 1 2
奥付 正誤表
藍川夜漁図
争先烏鬼勢如鷹 先を争ふ烏鬼(うき:鵜)、勢ひ、鷹の如し。
宛転拏来十二縄 宛転、拏(ひ)き来たる十二縄。
糸竹売声催妓舫 糸竹(絃楽)、(もの)売り声、妓舫を催す。
楼台移影倚漁燈 楼台、影移りて、漁燈(篝火)倚る。
酒酣藍水風初定 酒は酣、藍水、風初めて定まる。
詩就華山月未升 詩は華山(金華山)に就(な)るも、月いまだ升(のぼ)らず。
舛石粼粼潜不得 石、舛(いりまじ)って粼粼[リ
ンリン:透き通ってよくみえる]たるも、潜りて得ず。
魚梭織浪乱成綾 魚梭(鮎たち)、浪を織りて、乱れて綾を成す。
【枕山評】余、頃者、此題の七律を評して曰く、「星巌、松陰は本地の人為り。然れども烏鬼の一律なし。果たして何ぞや。抑も亦た後の才子を待たんか」と。
又曰く、「通首、星巌を圧せんと欲す。豈に松陰を説かんや」と。
「岐阜県教育」大正9年7月号「高
木竹軒先生を憶ふ」伊藤信